物件の違いが大きい中古一戸建て

物件の違いが大きい中古一戸建て 住宅を買う際の選択肢として、新築か中古か、一戸建てかマンションかで4通り選べますが、中でも特に違いが大きいのは中古一戸建てです。
新築の場合はマンションでも一戸建てでも構造の違い、断熱材等の建物性能の違い、設備の種類やグレードの違いなどはありますが、年代による流行の最新設備が選ばれ、各種法令を満たした最低限の基準以上という面から価格帯と地域、駅距離などが近ければ似通ってきます。
中古マンションの場合も管理組合の修繕実行度合いの差はありますが、中古一戸建ての場合の差は特に大きくなります。
同じ築20年で、同じ地域、同じ駅で同程度の駅距離であっても、売りに出すまでの一戸建ての維持管理の度合いは所有者によって大きく異なります。
10年目くらいで外壁塗装、屋根の塗装を行い、5年ごとに白アリを防ぐための防蟻施工を行っていた場合と、何も修繕を行わずに20年経った一戸建ての場合は外見にはほとんど差が無くても、その後の住宅の寿命、性能に大きな差がでてきます。
中古一戸建てを購入する際は修繕の記録が残っているかを確認し、領収書や保証書などが残っているとより安心です。

売人は個人であることが多い中古一戸建て

売人は個人であることが多い中古一戸建て 中古一戸建て住宅を購入しようとする場合には、通常、不動産会社の店頭に貼りだされている広告や、インターネットの不動産情報専門サイトなどから情報を得て、契約に向けた手続きを進めるものです。
その場合に、不動産会社が売主となっている物件も当然あるものの、多くは媒介や仲介といった広告上の表現がなされているはずです。
これは、たとえば一般の個人が中古一戸建て住宅を売却しようとするときに、そのノウハウも販路ももっていないため、不動産会社に依頼して、その代行をしてもらっているということをあらわしていると考えればよいでしょう。
不動産会社が直接的に中古一戸建て住宅を売却するのであれば、瑕疵担保責任といって、なにか住宅に外からはわからないような不具合や欠陥があったとしても、購入後一定の期間内であれば、修理や損害賠償などに応じてもらうことができます。
しかし、個人が相手の場合には、契約のなかで瑕疵担保責任を免責とする規定が置かれていることなども多く、その場合には、もしも不具合などがあったとしても、それは買った側の責任と費用負担で処理しなければならないということになります。